クラレポバールはセラミック成形用の水系バインダーとして幅広く使用されています。クラレポバールは炭素、酸素、水素のみから構成されるポリマーですので、焼結の際にはほぼ完全に水と二酸化炭素に分解されます。 クラレポバールは特にファインセラミックスのバインダーとしてその効果を強く発揮し、グリーン強度の向上による加工性の改良に大きく貢献します。バインダーとして必要なクラレポバールの量は用途により異なりますが、通常 0.1 – 5% (乾燥重量)の添加量で使用されます。
銘柄としては部分けん化のクラレポバール 3–83, 4-88, 8–88, 18–88が良く使用されますが、完全けん化の10-98等が使用される事もあります。また焼結後の灰分残留を抑制する低灰分銘柄や、セラミックス粉末への吸着力を高め、グリーン強度の更なる向上につながるエクセバールTMを取り揃えております。クラレポバールの柔軟性を改良する為、10%程度の可塑剤(グリセリン、トリメチロールプロパン等)を添加して使用することも可能です。
Kuraray Poval™ は、セラミック粒子の一時的なバインダーとして、タイルや陶器、フェライトなどの幅広い用途で使用されています。
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