〈クラレポバール®〉の製品カーボンフットプリント(CFP)値の改訂のお知らせ

04.09.2025

所在地:クラレヨーロッパ、フランクフルト工場

この度、クラレヨーロッパ(Kuraray Europe GmbH)フランクフルト工場における〈クラレポバール®〉の製品カーボンフットプリント(CFP)値について、2021年、2022年、2023年、2024年の各年分を改訂しましたのでお知らせいたします。今回の改訂は、従来とは異なるデータベースを用いた新たな算定方法に基づいています。

〈クラレポバール®〉の製品カーボンフットプリント(CFP)値の改訂のお知らせ

算定条件

  • 参照規格/ガイドライン:ISO14040、ISO14044、ISO14067
  • 算定範囲(system boundary):Scope 1、Scope 2、Scope 3(カテゴリー1, 3, 4, 5)【Cradle to Gate(原料調達から生産まで)】
  • 算定ソフトウェア:LCA for Experts [GaBi](Sphera Solutions GmbH提供)
  • データベース:Managed LCA Content [MLC] ver.2024.2(Sphera Solutions GmbH提供)
  • インパクト評価手法:IPC AR6 GWP 100
  • 検証方法:LCA 担当部門による社内検証


注記:
a. 一部の副原料については、プロセス全体の投入重量の2%以下の範囲でカットオフルール (cut-off rule) を適用しています。
b. 工場全体のGHG排出量は、主製品および副産物に質量配分しています。

 

CFP値の概要

対象製品工場年度CFP値単位
〈クラレポバール®〉    クラレヨーロッパ
フランクフルト工場
2021       2.70                  kg - CO2  換算/ kg
〈クラレポバール®〉     クラレヨーロッパ
フランクフルト工場
2022       2.65                  kg - CO2  換算/ kg
〈クラレポバール®〉     クラレヨーロッパ
フランクフルト工場  
2023       2.52          kg - CO2  換算/ kg
〈クラレポバール®〉     クラレヨーロッパ
フランクフルト工場
2024       2.55          kg - CO2  換算/ kg

 

これらの値は、より標準化された算定手法に基づいており、年ごとの比較や精度の向上を実現しています。2024年の値がやや増加しているのは、操業や市場動向の変化を反映したものです。当社は今後も環境負荷低減に継続して取り組んでまいります。


免責事項
上記のCFP値は、算定時点で入手可能な活動データおよび温室効果ガス(GHG)排出原単位を用いて算出したものであり、保証値ではありません。
製造プロセスの改善やGHG排出原単位の更新、関連法規・ガイドラインの改正や新規制定等により、CFP値は適宜見直される場合があります。
 


クラレについて
クラレは、世界各地で事業を展開するスペシャリティケミカルメーカーです。〈クラレポバール®〉、〈エクセバール®〉、〈エルバノール®〉、〈MOWIFLEX®〉などの幅広いポリビニルアルコール(PVA、PVOH、ポバール)製品を日本、シンガポール、アメリカ、ドイツで製造しています。
グローバルな生産・サービスネットワークを活かし、高品質かつ持続可能なPVA樹脂をお客様にご提供しています。
 

お問い合わせ先:
Heiko Mack
Director of Poval Business
クラレヨーロッパ
Philipp-Reis-Straße 4
65795 Hattersheim am Main
電話番号:+49 69 305 85343
Eメール:Heiko.Mack@kuraray.com
ウェブサイト:www.kuraray-poval.com